のほほん村通信

のほほん村のあみぐるみと、村長RISAKUの二胡、菜園、モノづくり。
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モノが割れたら、歳歳平安。

 今月に入って、家のモノがよく割れる。お気に入りのカップは掃除中に軽く触れただけで把っ手がポロリと取れ、愛用のガラス製ポットもうっかり横に倒した際に見事にパリンと割れ、さらには手鏡まで、置いたはずみで首のところからパキリと折れた。いずれも、そんなに乱暴に扱った覚えはないのに、である。

 グラスや鏡というのはなぜか壊れるときは一斉に壊れるような気がする。電化製品なんかもそう、あれもこれも揃って調子が悪くなって、申し合わせたように壊れどきがやってくる。

 モノを割ってしまったとき、中国人は「歳歳平安」と言うそうな。これは"「年々平和でありますように」という意味で、割れるという中国語「碎(スイ)」と「歳」という漢字が同じ発音であることから皿が割れた時に言う常套句"
【美食漫遊】北京 Vol.9 五感で楽しむジャージャー麺 )とのことで、日本版「くっさめ」のような、縁起担ぎのようなものだろう。

 くしくも2月10日は旧暦の1月1日であった。旧正月を迎えたというのにいろんなモノが割れて、ホントなら滅入るところだけれども、「歳歳平安」と唱えると、淀んだ空気が一新されて、よいことが起きそうな予感がしてくるから不思議だ。

 そういえば日本でも正月すぎに鏡開きをする。祝いの席で酒樽を木槌で開くのもしかり。種も卵ももとの姿を破ることから新しい生命がスタートする。何かが終わることは何かがはじまること、何かを失っても何か新しいものがやってくる、だから失敗を怖れたり後悔しすぎることなく、新たな一歩に期待しようよ──と、ワレモノたちが新年のメッセージをくれたのかもしれない。

 歳歳平安! 年年有余!