のほほん村通信

のほほん村のあみぐるみと、村長RISAKUの二胡、菜園、モノづくり。
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Posted by RISAKU   4 comments

トロイへの道中と、トルコが猫天国な理由

 3日め、早々とイスタンブールのホテルを出てトロイを目指す。途中、車窓の先にえんえんと田園風景が広がり、菜の花の黄色と麦の青(蒼)のコントラストに目を見張る。バスのなかでも、あちこちから

「北海道みたい〜!」

と歓声が上がる。

 たしかに美瑛の丘とかに似てはいるけど、トルコのこのスケールは比べものにならないでしょう、と思っていたら、ガイドさんより「トルコは農業大国で食料自給率100%です」と説明があり、なるほどと納得。日本の国土の3分の2が、森林のかわりに畑だったら食料自給率もいい線いくかもな。ただ、トルコの東部は古い地主制度が根強く残っていて、農業大国だからといっていいことずくめでもないらしい。

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 しばらく走って1回目のトイレ休憩。皆がロクムを試食したり、おみやげを物色する間に、ドライブインのスタッフらしき人がバスを一生懸命洗っていた。休憩のたびによくこの光景を目にしたので、団体客を連れてくる代わりにサービスで洗車してもらうシステムなのかもしれない。

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 ドライブイン前の駐車スペースで、またまた猫さんに遭遇〜♪ 

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最初は野良かと思ったけど、ここまで近づいてもまったく平気。薄目を開けつつ、右足を出してさりげなく「なんかちょーだい」ポーズ。可愛い。

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他にも観光客の足元で戯れる仔猫たち(写真の仔は蝶々を追いかけていた)や、駐車スペースのど真ん中で、のびのびと昼寝している犬までいた。

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この犬、近づいても動かないので死んでるんじゃないかと思ったが、カメラのシャッター音で耳がぴくりと動いて、ひと安心。ここまで堂々としてたら、さすがにドライブインの飼い犬だろう。猫だってここの外飼いかも。

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 再び走り出したバスのなかで、そんな私の心中を見透かすかのようにガイドさんがクイズを出題。

「さっきのところ、猫や犬、たくさんいたね。あれは人が飼っていると思いますか、それとも野良だと思いますか」

 続く説明を聞いてびっくりしたのは、トルコでは野良猫や野良犬を見かけたら餌をやるよう政府が勧めているということ。だから、食事を少し残して店の前の犬や猫に与えるのがトルコ人の習慣のようになっている。それでは頭数が増えすぎて困るんじゃないかと心配するかもしれないが、実は一頭一頭登録・管理されていて、避妊去勢手術や狂犬病予防注射も自治体が行っている、と。

「だから、ホテルのビュフェでパンを少し紙に包んで持って帰って、ワンちゃんネコちゃんにあげる、これトルコでは普通ね。皆さんも機会があったらやってみてください」

 なるほど、それで人様の前でもあんなにゆったりしているわけか。好きなときに好きな場所で遊べて(なわばりとか、彼らなりのルールはあるにせよ)、気が向いたら人のそばに行けば食うにも困らない。なんてストレスフリーな暮らし! 私が猫ならトルコに移住したいレベル。

「猫の幸せのため」とか言いながら、やれ室内飼いだ、やれ餌やり禁止だと猫に不自由を強いるような保護活動の考えはなんか違うな〜と感じていたので、ガイドさんの説明を聞いて思わず膝を打った。

何より、出会った犬や猫にコソコソ逃げ隠れされたり、睨みつけられたり吠えられたりするより、スリスリと寄ってきて挨拶されたり、うれしそうに尻尾を振ってくれたほうが、人間だってほんわか幸せな気持ちになれるんじゃないかな。

☆ ☆ ☆


 途中、ガイドさんがバスを停め、道ばたでパンを売るお兄さんから人数分のパンを買う。何でもいつもこのルートで売っていて、路上売りのパンのなかでは一番美味しいので皆におごってくれるそうな。トルコの犬猫じゃないが、素直にうれしい。

しっかりした生地のゴマパン。噛めば噛むほど甘味が出て、たしかに絶品。ごちそうさまでした〜! これ以外にツアー中に食べたパンも、素朴ながら真面目につくってあっていずれも美味であった。

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 分岐点にさしかかり、まっすぐ西へと進む道路の標識にイプサラと書いてあった。その下の「Yunanistan」とはトルコ語でギリシャのこと。つまり、国境の町イプサラを経てギリシャへ通じる道だそうで、

「ギリシャ行きたい人いますかー? 手を挙げたらここで降ろすよ(笑) トルコ人がギリシャへ行くにはビザ要るけど、ギリシャ人はノービザでトルコに来られる。だから、物価の安いトルコにギリシャ人いっぱい来てるね」

と、ガイドさんやや不満げな顔つきでコメント。どうやらトルコとギリシャも、隣国であるがゆえの複雑な感情があるらしい。

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 もちろん私たちはギリシャには向かわず、左折してひたすら南下する。ダーダネルス海峡を望む港町ゲリボルにて昼食のあと、町内をぶらり。ロクムのお店で試食したり、屋台のピスタチオを買ったり、プチ自由行動を楽しむ。

 写真店の前には軍服姿の証明写真が並んでいた。日本にはありえない光景だと思ったら、トルコには徴兵制があるということを後から知った。

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 ここにもピスタチオ売りが。中国でも屋台でスイカやカボチャの種を売っているのを見かけたが、それと雰囲気がよく似ている。トルコ人のおじさんはチャイ片手にピスタチオを食べるんだろうか。

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 ゲリボルの港。

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 ヨーロッパ側からアジア側へ、ダーダネルス海峡を渡る30分ほどのクルーズ。ヨーロッパよ、しばしの別れだ、また会おう!

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 海を渡りながら、トルコは一国のなかにヨーロッパとアジアが同居してるのだなぁ、と改めて不思議な気持ちになった。色んな民族、色んな文化が行きかう国だからこそ、動物に対しても懐深くなれるのかも──なんて考えたら、うがち過ぎだろうか。

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Comment

太陽 ...
トルコのバス事情はどうでしょうか?
あのパンは美味しそうですね。是非食べてみたいです。

実は…私は…
今月トルコに行くことにしました(^^)Y
2013.09.04 15:57 | URL | #- [edit]
村長 ...
太陽さん:
おっ、太陽さんも行かれるのですね、トルコ(^^)
トルコのパンはどれも美味しかったですよ〜。
チーズやオリーブもぜひ試してみてください♪

私はツアーで回ったので、バス事情はわかりませんが、
この記事などが参考になるかな? よい旅を!
http://turkey.tabino.info/otobus.html
2013.09.05 12:22 | URL | #- [edit]
つんでこ ...
今まで何度見に来てもテキストしか見られなかったブログが、今日は写真つきで見られたーー(ノд`。)
ネコやイヌがあんなにリラックスした姿でたくさんいるのは、国を挙げて登録管理して大事にしているからなんて!! 知らなかった~(^-^)
イスラム圏だから、動物を大事にしているのかと思ってました(オマーンにも野良猫が多いので。トルコほどは伸び伸びしてないけど(^_^;)
私もトルコのネコやイヌになりた~い\(^O^)/
2013.09.13 13:51 | URL | #- [edit]
村長 ...
つんでこさん:
ブログ、写真つきで見られて、よかったです!!
登録管理の話はガイドさんの受け売りなので、
放し飼いゆえの問題も実はあると思うけど、
外でくつろぐ彼らの姿、とっても気持ち良さそうでした。
こういうシステム自体、根本にイスラムの教えがあるのかも?

> 私もトルコのネコやイヌになりた~い\(^O^)/
私もです〜〜\(^O^)/
2013.09.15 13:12 | URL | #- [edit]

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