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ゴーヤーはああ見えて技が細かい。

Posted by RISAKU on 25.2013 菜園 0 comments
 ベランダのゴーヤーカーテンもそろそろ処分する時期がきた。あの南国感あふれる葉っぱのデザインが愛おしくて、今年は押し葉にして残したくなり、例年は蔓をブチブチ切って剥がすところを、蔓の先から丁寧に外してみようと思い立った。

 思い立ったはいいが、まず外しはじめから面食らった。なんせ頑丈に絡みついていて、文字通り一筋縄ではいかないのだ。植物の蔓なんて右巻きだか左巻きだか、とりあえず適当にぐるぐる巻いているものだと、今の今まで思っていたのが、実に浅はかであった。

 ゴーヤーの場合、「もうそろそろ巻き終わりにしよう」と決めたら、3、4回前に巻いた蔓の下に、蔓先をくぐらせている。しかもくくぐらせらハイ終わり、ではなく、裁縫の糸始末のようにさらにもうひと息、蔓先をグイと伸ばして締めつけているようなのだ。だから外から引っ張っても簡単にほどけないどころか、巻きつく力はむしろ強まる。どうりで、この夏「過去に例を見ないような暴風」がやってきた日もビクともしなかったわけだ。

130925_3.jpg



 さらに観察すると、巻きつく方向にも時折変化を加えるらしい。数回ぐるぐると巻きついたあと、ひねりというか遊びというのか、をちょっと入れてあるのだ(下の写真で、ちょうどネットに巻きついている部分と、写真の右上端から3回巻いたあたり)。きっとあらゆる方向からの風に耐えられるよう考えた結果であろう、のんびりしているように見えてなかなか技が細かいぞ、ゴーヤー。

130925_4.jpg



 しかも、マクロで撮影していたときに、もうひとつ新たな発見があった。普段水やりや収穫の際に肉眼で見る限り、何の変哲もないつるつるの蔓(ダジャレではなく)だと思っていたのに、見よ! 蔓の表面にびっしり生えるこのフワフワの白い毛を。

130925_2.jpg



 ゴーヤーはゴーヤーなりに、過酷な環境でも無事に生き延びるため、そして子孫を残すために、セキュリティーの工夫を何重にも凝らして巻きついてきたのだなぁ。ゴーヤーを育ててもう何度目かの夏だというのに、今さらそんなことに気づくなんて、彼らにちょっぴり申し訳ない気持ちになった。

 蔓を処分するのはもうしばらく先にしよう。







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