のほほん村通信

のほほん村のあみぐるみと、村長RISAKUの二胡、菜園、モノづくり。
Posted by RISAKU   4 comments

土佐の名もなき里山めぐり

 高知は山ばかりで平野が少ないので、ちょっと郊外へ出るとすぐに段々畑や棚田に出くわす。傾斜地だから幅の広い道路はつくれず、当然車より人間が優先だ。しかし、うねうねと続く細い道は、歩く人本位にできているからこそ長く歩いても疲れないし、進むたびに新たな発見があって飽きることがない。




 裏道を下った先に、小さな池を発見。




 水は思いのほか澄んでいる。農業用だろうか。




 水の底を覗くとニナやイモリがまったりしていた。




 段々畑の基礎も見事な石垣。




 余った石を使ったのだろうか、畝の周りも丁寧に囲ってある。
 



 土の流出防止にもなるし、見た目も綺麗だし、一石二鳥。私もマイ畑を手に入れたら試してみよう。




 高台の畑で農婦が一心に種まきをしていた。




 畑の隅にはこぢんまりとした平屋が。農作業から戻ってきたら、縁側でお茶をすすりながら、野菜たちの生長ぶりに目を細める。きっと至福のときだろう。




 都会ではなかなか手に入らないフキも、石垣の裾にわんさか自生している。ただ、「フキノトウ」と呼ぶにはちょっと遅かった。




 これはしだれ桃だろうか。もともとは誰かが植えたものと思われるが、周囲は今や草ぼうぼう。だが、自由気ままに咲いてる姿も悪くない。




 スイセンとアイリスが並んで咲いてる不思議。




 赤土の畑に、ニンニクらしきものが整然と植わっている。




 もっと登ると文旦畑に行き当たった。出来の悪いのが無造作に捨てられていて、ちょっともったいない気も。



 ちなみにこの上は、墓地になっている。ご先祖様を山のなるべく高いところにお祀りして、子孫はご先祖様に見守られながら麓で暮らすのが高知流。


 下りがけに来た道を振り向いたら、光の梯子ができていた。




 白黒猫がひなたぼっこ中。カメラを向けると思い切り警戒された。




 こっちも、「邪魔しなや~」とでも言いたげ。




 上ってみたくなる石段。




 主のいなくなった廃墟の屋根を覆うように、紅白みだれ咲き。




 白いのはヒメリンゴか、顔を近づけると優しく甘い香りにうっとりする。




 続いて次なる里山へ。



 
 こういう小さいトンネルや洞窟を見つけると、無性にわくわくしてしまう。




 あの先にもうねうね道がありそうで、期待が高まる。




 トンネルを抜けると、なぜかクマさんがお出迎え。




 過ぎし日の工場らしい。




 昭和半ばくらいから時間が止まっているような。窓に映る雲も、おそらく昔と変わらない。




 こちらはもっと歴史のありそうな農家。もちろん石垣も'りぐっちゅう'(りぐる=念を入れて丁寧にやる)




「わっ!」




 誰かが持ち帰るのを忘れたらしきスイセンが湧き水に浸かっていて、前衛の生け花を気取っている。




 田舎なら何の変哲もないこんな道も、長いこと都会生活をして帰ってくるとハッとする。一度舗装すれば楽だろうに、手間がかかっても草取りをして維持する、その心意気。




 坂道を上りつめるとJR土讃線の線路が走っていた。単線の上を、一両からせいぜい三両編成の汽車が「カタンカタン……」と軽快な音を立てて走っていく。朝夕には車体にアンパンマンのキャラクターが描かれた「アンパンマン号」も見かけたが、これがなかなか可愛らしく、子どもでなくても乗ってみたくなった。








Comment

二胡奏者・びー ...
良いところですね~
でも実はすぐ近所にある私の実家にも似てます。
(ものすごい田舎ですが…)
ヤモリ君、光の梯子、しだれ桃、草取りを徹底している
小道、おちゃめなダンボール箱
全てが主役級ですね♪
2011.05.21 08:45 | URL | #- [edit]
だやん ...
里山は人間と自然が共生してゆったりとした感じがしていですよね。でも猫は里山でも都会でも同じ。どこにいても凛と生きていますね。
2011.05.22 05:59 | URL | #- [edit]
村長 ...
二胡奏者・びーさん
びーさんのご実家もこんな感じなんですね。
同じ西日本だし、やっぱりどこか雰囲気が似てるのかな?
子どもの頃は田舎を出たいとばかり思ってましたが、
久々に都会から戻ってみたら、再発見することも多かったです。
2011.05.22 20:06 | URL | #LbtWrqQ6 [edit]
村長 ...
だやんさん:
里山は時間がゆっくり流れてて、せかせかしていた私も、
いつの間にかすっかりのんびりモードになってました♪
それにしても、猫さんはどこでもマイペースですよね~。
ただ残念ながら、高知の野良猫は警戒心が強くて、
撫でるどころか、近寄るのさえ難しいです(^^;)
2011.05.22 20:13 | URL | #LbtWrqQ6 [edit]

Post a comment

管理者にだけ表示を許可する

コメントは承認後に反映されます